敬老の日は、国民の祝日に関する法律第2条によると、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として制定されました。敬老の日の発祥は、昭和22年に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)で、お年寄りを大切にして知恵を生かした村作りをすることで「としよりの日」をつくりました。これが兵庫県全体から全国に広まり、名称も変化して「老人の日」から昭和41年から国民の祝日「敬老の日」になりました。9月15日が「敬老の日」である理由は、気候が良く農閑期であったことや、聖徳太子が大阪の四天王寺を建立した際、敬田院・悲田院・施薬院・療病院を設置したのですが、その中の「悲田院」という現在でいう老人ホームができた日であること、717年に元正天皇が養老の滝(岐阜県にある万病を癒す薬)に御幸した日という故事にちなんだこと、などが挙げられます。

いずれにしても、お年寄りを敬う気持ちでお祝いをします。その後は2003年からはハッピーマンデー制度が適用されているので、9月の第3月曜日になっています。ちなみに老人福祉法では65歳以上を老人としていますが、年齢についての考え方や感じ方はそれぞれに違うので、相手の気持ちをくんでお祝いする方がベターです。最近の60代は若い人が多いので、定年退職をむかえたときや孫ができたタイミング・70歳や80歳などの節目などを考慮してお祝いすると良いでしょう。

子どもからより孫から祝ってもらう方がすんなり受け入れられることも多いです。敬老の日のことならこちら